自分に似合う髪型ってどうやって決まるの?失敗しないためのポイントとは?

よく質問されること
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美容室でよくあるご相談の一つが、
「私に似合う髪型って、どうやって決めるんですか?」というもの。

雑誌やSNSで見た髪型を真似してみたけど、何か違う…そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?

この記事では、美容師の視点から「似合う髪型の決め方」や「失敗しないポイント」を分かりやすくご紹介します。
顔型・骨格・髪質・ライフスタイルを踏まえて、あなたにぴったりの髪型を見つけるヒントにしてください。


1. 自分に似合う髪型は「顔型×骨格×髪質」で決まる

似合う髪型は感覚的なものではなく、いくつかの物理的・視覚的な要素をもとに導き出されます。
特に大事なのがこの3つ:

  • 顔型(丸顔・面長・ベース型・逆三角形など)
  • 骨格バランス(首の長さ、肩幅、頭の形など)
  • 髪質・毛量・クセ(直毛・くせ毛・軟毛・硬毛など)

これらのバランスを考慮して、「小顔に見える前髪の幅」「バランスよく見せる毛先の位置」「ボリュームを活かすスタイル」などを総合的に判断します。


2. 【顔型別】似合う髪型の一例

丸顔さんにおすすめ

→ 顔まわりにレイヤーや縦ラインを入れたスタイル
→ 前髪はシースルーor長めで縦長効果を出す

面長さんにおすすめ

→ 顎ラインのボブやワイドバングで横の印象をプラス
→ トップにボリュームを出しすぎないように注意

ベース型(エラ張り)さんにおすすめ

→ 柔らかい曲線シルエットや外ハネスタイルで骨格を和らげる
→ 顔まわりに動きのあるデザインで視線を分散させる


3. 髪質による向き不向きも重要

同じ髪型でも、髪質によって仕上がりは大きく変わります。

  • 直毛の人:パーマをかけることで柔らかさや立体感を出しやすい
  • くせ毛の人:クセを活かしたナチュラルスタイルやボブ系が◎
  • 毛量が多い人:軽めのレイヤーや段を入れて動きを出すと軽やかに
  • 毛量が少ない人:重ためシルエットで厚みを演出するのがおすすめ

4. ライフスタイルも似合わせのカギ

美容師として大切にしているのが、**「毎日の再現性」**です。
たとえサロンで綺麗に仕上がっても、朝のスタイリングが大変では続きません。

例えば:

  • 忙しくて朝に時間が取れない → 乾かすだけで形になる髪型
  • 子育て中 → 結びやすくて崩れにくいミディアムヘア
  • オフィス勤務 → 清潔感と上品さのあるシンプルなレイヤースタイル

ライフスタイルにフィットした髪型こそ、「似合う髪型」なのです。


5. 似合わせのカギは「カウンセリング」にあり

美容室では最初のカウンセリングが非常に重要です。
プロの美容師は以下の情報をもとに、あなただけのスタイルを提案します。

  • お悩み(くせ毛・ボリュームが出にくい・まとまらないなど)
  • 過去のヘアスタイル履歴
  • なりたい雰囲気(可愛い系、クール系、大人っぽい など)
  • メイクや服のテイストとのバランス

「こんな風になりたい」というざっくりしたイメージ写真があると、よりスムーズに似合わせができます。


6. 【失敗しないために】美容師に伝えると良いこと

似合う髪型にしたいときは、以下を事前に伝えておくと成功しやすいです:

  • 朝のスタイリング時間(例:5分以内で済ませたい)
  • 苦手なスタイル(前髪が目にかかるのが苦手 etc.)
  • 学校・仕事などでのルール(髪色制限や長さの規定)
  • これまで気に入った髪型・似合わなかった髪型の例

この情報があることで、美容師は**「あなたにフィットする現実的な髪型」**を導き出しやすくなります。


まとめ|“似合う髪型”は「あなたらしさ×プロの視点」で決まる

自分に似合う髪型を見つけるには、

  • 顔型・骨格・髪質のバランスを見る
  • ライフスタイルに合わせる
  • 美容師とのカウンセリングをしっかり行う

という3つのステップが重要です。

SNSで人気の髪型が必ずしも自分に似合うとは限りません。
一人ひとりの個性や生活スタイルに合わせて提案できるのが、私たち美容師の仕事です。

「なんとなく髪型を変えたい」「今の髪にしっくりこない」そんな時は、ぜひ美容師に相談してみてください。
あなたに本当に似合う髪型、一緒に見つけましょう。