「毎朝のヘアセットが苦手…」
「頑張ってもなんかキマらない」
そんなお悩み、実は多くの方が抱えています。
美容室のカウンセリングでも、「スタイリングがうまくいかない」「巻いてもすぐとれる」「そもそも何から手をつければいいかわからない」といった声をよく聞きます。
この記事では、美容師の視点から「ヘアセットが苦手な人向けの簡単なコツ」を、初心者でもできるようにわかりやすく解説します。
1. ヘアセットが苦手な理由とは?
まず最初に、「ヘアセットが苦手」と感じる方は、以下のような原因が多いです。
- 使う道具やアイテムの選び方がわからない
- 朝の時間がない(時短したい)
- クセ毛・直毛など髪質に悩みがある
- 難しい巻き方・アレンジに挑戦して挫折した
つまり、「不器用だからできない」というよりは、正しい手順や自分に合った方法を知らないだけなんです。
2. 朝のセットが楽になる“前日ケア”のすすめ
セットのしやすさは、実は前日の夜のケアで9割決まるとも言われています。
ポイントはこの2つ:
- 乾かすときに分け目と前髪の流れを整えておく
→ 朝の爆発ヘア・ぺたんこ前髪を防げます。 - 根元からしっかり乾かすこと
→ 自然な立ち上がりがつきやすく、ベースが整います。
3. 不器用でもできる!スタイリングの基本ステップ
① まずは「乾かし方」が大事
朝セット前に軽く霧吹きなどで髪を湿らせてから、根元を立ち上げるようにドライヤーを使って前方向に風を当てて乾かしましょう。
→ この「根元リセット」で、寝ぐせやつぶれ髪が自然に整います。
② ワックスやオイルは「少量・手に伸ばしてから」
- ワックスは指の第一関節くらいの量から始めましょう。
- 手のひら全体に伸ばし、まずは毛先から軽く揉み込むようになじませるのがコツです。
- 全体についたら、前髪・表面に調整を。
ポイント:「最初に毛先から」が鉄則!
4. 時短でもOK!髪質別・簡単スタイリングのコツ
■ 直毛・ぺたんこ髪タイプ
→ ドライヤーで「逆向きに乾かす」+軽いスタイリングスプレーを使うとボリュームUP
■ クセ毛・広がりやすいタイプ
→ 朝は軽く湿らせてミルク系スタイリング剤+バームやオイルでおさまり◎
■ 毛量が多くてまとまらないタイプ
→ バームやクリーム系でツヤとまとまりをプラス、手ぐしで整えるだけでも十分
5. アイロン・コテは“ワンカール”からでOK
「巻き髪=難しい」というイメージがあるかもしれませんが、毛先に“ワンカール”をつけるだけで一気に垢抜けた印象になります。
- 26〜32mmのコテで、毛先を内巻きにひと巻き
- 全体ではなく「顔まわり+表面の髪」だけでも十分
6. 美容師に相談すれば、「セットしやすいカット」にもできる!
実は、「ヘアセットが苦手」な人ほど、カットの段階でセットしやすい髪型を選ぶことが大切です。
- 軽くしたほうが動きが出やすい?
- 段を入れてメリハリをつけたほうが良い?
- 朝の手間が減る髪型にしたい?
お気軽に美容師に相談してください。
7. ヘアセットが苦手な人におすすめのスタイル3選
- レイヤーボブ(毛先にワンカールだけでキマる)
- ニュアンスショート(ワックスだけで動きが出る)
- まとめ髪もできるミディアム(結ぶだけで様になる)
まとめ|ヘアセットが苦手でも、“ちょっとの工夫”で変わる!
ヘアセットが苦手…と感じるのは、「正しい方法」と「自分に合うスタイル」を知らないだけ。
今回ご紹介したポイントを押さえれば、毎朝のスタイリングがぐっと簡単に、そして楽しくなります。
- 前日のドライヤーで“仕込み”をする
- スタイリング剤は「毛先から少量ずつ」
- ワンカールだけでもOK
- 自分の髪質に合った方法を選ぶ
- 美容師に相談して“セットしやすい髪型”にしてもらう
ちょっとの工夫とプロのアドバイスで、あなたの毎朝はもっと楽になります!