第6回:「ヘアオイルとヘアミルク、どっちが自分に合ってる?」

ヘアケア基本編
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こんにちは、今回は、毎日のヘアケアに欠かせない「ヘアオイル」と「ヘアミルク」の違いについて、詳しくご紹介します。「なんとなく選んでる」「どっちが自分に合うかわからない」という方は多いのではないでしょうか?それぞれの特徴や選び方をしっかり知って、あなたにぴったりのヘアケアを見つけましょう。


■ ヘアオイルとヘアミルク、なにが違うの?

両者の大きな違いは「質感」と「浸透力」です。

ヘアオイルの特徴:

  • 油分が多く、髪表面に膜を作って保護
  • ツヤ感が出やすく、まとまりやすい
  • 髪の水分蒸発を防ぐ“フタ”の役割
  • しっとり仕上がり、広がり・うねり防止に効果的

ヘアミルクの特徴:

  • 水分+油分の乳液タイプで、内部に浸透しやすい
  • 柔らかい仕上がりで、軽やかな質感
  • 細毛や猫っ毛でも使いやすい
  • 保湿しながら、髪を柔らかく整える

■ 髪質・お悩み別のおすすめアイテム

髪のタイプおすすめ
太くて硬い、広がるヘアオイル:重みでまとまりやすく
細くて柔らかい、ぺたんこになるヘアミルク:軽く仕上がりボリュームキープ
乾燥・パサつきが気になるヘアミルク+ヘアオイルのW使いがおすすめ
アイロンやカラーによるダメージ毛ミルクで補修 → オイルで保護が効果的

美容室でも、この「ミルク+オイル」の2ステップケアはよく提案しています。先にミルクで内部を補修し、その上からオイルでフタをすることで、保湿効果とまとまり感が持続します。


■ 朝と夜で使い分けもアリ!

時間帯や使用目的によって使い分けると、さらに効果的です。

  • 朝:スタイリング重視ならオイル。ツヤ出し&広がり防止に◎
  • 夜:補修・保湿重視ならミルク。洗髪後のタオルドライ後に使用

乾燥がひどい冬場や、パーマ・カラーの施術直後などは、「ミルク+オイル」でのダブル使いを毎晩習慣にすると、ダメージの進行を防げます。


■ よくあるQ&A

Q. どっちを先に使えばいいの?

A. ミルク → オイルの順番です。内部補修が目的のミルクを先に使い、その後オイルで“ふた”をすることで、水分の蒸発を防げます。

Q. 両方使うとベタつかない?

A. 使いすぎなければ大丈夫です。特にオイルは1〜2滴程度を手のひらに伸ばし、毛先中心に使用するのがポイントです。

Q. 市販とサロン品の違いは?

A. サロン品は成分の質や濃度が高く、補修力や保湿力が高い傾向があります。市販でも良品はありますが、ダメージが強い方はサロン品を選ぶと安心です。


■ 成分にも注目しよう

それぞれのアイテムにはさまざまな成分が使われています。以下のような成分が含まれていると、補修・保湿効果が高まります。

ヘアミルクにおすすめの成分:

  • セラミド(保湿)
  • 加水分解ケラチン(補修)
  • ヒアルロン酸(保水)

ヘアオイルにおすすめの成分:

  • アルガンオイル(抗酸化・ツヤ)
  • ホホバオイル(浸透性と軽さ)
  • シアバター(高保湿)

市販品・サロン品に関わらず、成分表示をチェックするクセをつけましょう。


■ まとめ

「ヘアオイルとヘアミルク、どっちがいい?」という質問には、明確な正解はありません。大事なのは、“今のあなたの髪の状態”と“なりたい仕上がり”に合わせて選ぶこと。

パサつくならまずミルクで補修し、広がるならオイルでまとめる。両方の特徴を理解して使い分ければ、毎日のヘアケアが格段にレベルアップしますよ。