第8回:「紫外線対策、髪も忘れていませんか?」

ヘアケア基本編
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こんにちは、今回は「髪の紫外線対策」について解説します。お肌のUVケアは多くの人が気をつけていますが、髪や頭皮への紫外線対策は意外と見落とされがち。でも実は、髪も紫外線のダメージを強く受けているんです。


■ 髪に紫外線が与える影響とは?

紫外線が髪に与える主な影響は次の3つです。

  1. キューティクルの損傷
    紫外線は髪の表面にあるキューティクルを破壊し、保護機能を失わせます。これにより内部の水分が失われ、パサつき・ゴワつきの原因に。
  2. カラーの褪色
    特にカラーリングしている髪は紫外線に弱く、色素が壊れやすい状態にあります。そのため、退色が早まり、赤みや黄色みが目立つように。
  3. 頭皮の乾燥・炎症
    紫外線は頭皮にも降り注いでおり、乾燥・かゆみ・赤みの原因に。長期的には毛根の老化、抜け毛・薄毛のリスクにもつながります。

■ 紫外線が強くなる季節と時間帯

紫外線が特に強くなるのは「4月〜9月」にかけて。そして、1日の中では「10時〜14時」がピークです。この時間帯に外出する予定がある日は、髪のUV対策も忘れずに行いましょう。


■ 髪の紫外線対策5つの基本

【1】UVカットスプレーを使う

最も手軽なのが髪専用のUVスプレー。お出かけ前に全体にシューッとひと吹きするだけで、紫外線をブロックしてくれます。無香料・香り付き・ツヤ出しタイプなど種類も豊富。

【2】帽子・日傘で直接光を遮断

やはり最強なのは物理的に日差しを遮る方法。特に長時間外に出るときは、つばの広い帽子やUVカットの日傘が効果的です。

【3】髪をまとめる

髪の表面積が多いほどダメージも大きくなります。ポニーテールやお団子ヘアでまとめるだけでも、紫外線の当たる面積を減らすことができます。

【4】保湿系のアウトバストリートメントを使う

乾燥によるダメージから守るためには、洗い流さないトリートメントが有効です。UVカット機能付きのものを選べば、さらに安心です。

【5】帰宅後のアフターケアを丁寧に

日差しを浴びた日は、必ずトリートメントなどでしっかり保湿しましょう。紫外線は髪内部にもダメージを与えているため、補修ケアが大切です。


■ 紫外線対策におすすめの成分

紫外線から髪を守るには、以下の成分が配合された製品がおすすめです:

  • ヒマワリ種子エキス:UV吸収効果+保湿
  • シアバター:天然の保護膜を形成
  • パンテノール(プロビタミンB5):髪の保湿と補修
  • 加水分解ケラチン:ダメージ補修

市販のUVスプレーや洗い流さないトリートメントにもこれらの成分が使われていることが多いので、裏面表示をチェックして選んでみましょう。


■ カラーやパーマをしている髪は特に注意!

ブリーチ・カラー・パーマをしている髪は、キューティクルがすでに開いた状態でとてもデリケート。そこに紫外線のダメージが加わると、枝毛・切れ毛・退色の進行が一気に早まります。

美容室でカラーをした後は、特にUV対策を意識して取り入れることが大切です。


■ 髪のUVケア、どれくらいの頻度でやるべき?

UVスプレーは毎朝のお出かけ前に使用しましょう。日中長時間外にいる場合は、数時間おきにスプレーを重ねると効果的です。
また、アウトバストリートメントは朝と夜の2回、日差しが強い季節は欠かさず使いましょう。


■ まとめ

髪も肌と同じように、紫外線からしっかり守るべきパーツです。日差しの強い季節こそ、“髪の日焼け止め”を習慣にしましょう。
こまめなケアを重ねることで、カラーの持ちも良くなり、パサつきや枝毛の予防にもつながります。

これからの季節、ぜひ“髪のUVケア”もルーティンに加えてみてくださいね。