「髪は内側から育つ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。外側からのケアも大切ですが、美しい髪を手に入れるためには毎日の食生活が欠かせません。どんなに高級なシャンプーやトリートメントを使っても、体の中からの栄養が不足していては髪は健やかに育ちません。
1. 髪の主成分「ケラチン」とタンパク質
髪の毛の約90%は「ケラチン」というタンパク質でできています。つまり、タンパク質が不足すると髪は細く、弱くなりやすいのです。
おすすめの食材は大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)、卵、鶏むね肉、魚(特に青魚)。これらは消化吸収もよく、毎日の食事に取り入れやすい食材です。
2. 髪の生成を助ける亜鉛
亜鉛は「美髪ミネラル」と呼ばれるほど重要です。亜鉛が不足すると抜け毛や白髪の原因になることも。
亜鉛を多く含むのは牡蠣、レバー、ナッツ、かぼちゃの種。特に牡蠣は「海のミルク」と呼ばれ、豊富な亜鉛とタウリンが含まれているため、美髪には最適な食材です。
3. ビタミン群の働き
- ビタミンB6:タンパク質の代謝を助け、髪の生成に関与(バナナ、鶏肉、まぐろに多い)
- ビタミンE:血行を良くして頭皮環境を整える(アーモンド、アボカド、オリーブオイル)
- ビタミンC:コラーゲン生成を助け、毛細血管を強くする(柑橘類、ブロッコリー、キウイ)
これらをバランスよく摂ることで、髪に必要な栄養が届きやすくなります。
4. 避けたい食習慣
糖質や脂質の過剰摂取は頭皮の皮脂バランスを乱し、ベタつきや抜け毛の原因になります。インスタント食品やスナック菓子の食べすぎは控えましょう。また過度なダイエットは髪の栄養不足を招きます。
5. まとめ
美髪を育てるには「髪に良い食材を意識的に摂る」ことが大切です。外側のケアと内側の栄養補給をセットにしてこそ、本当の美髪が実現します。
👉 第3回は「美髪を守るドライヤーの正しい使い方」です。